エンジンの最適化や排気デバイスの開発に必要なトランジェント計測対応の機器から、欧州向けの法規制に準拠した粒子数計測まで幅広く対応します。
- 揮発性粒子を取り除いた固体粒子数計測
- 40CFR 1065に準拠した粒子の高精度質量計測
新たな環境問題として自動車などから排出される粒子状物質(PM)、特に大きさが2.5ミクロン以下の微小粒子計測の必要性が高まってきています。Sokkenは粒子の質量計測をはじめ、エレクトロモビリティーの原理に基づいた粒度分布計測、粒子数の高精度計測まで豊富な製品を提供します。
エンジンの最適化や排気デバイスの開発に必要なトランジェント計測対応の機器から、欧州向けの法規制に準拠した粒子数計測まで幅広く対応します。
自動車排ガス中に含まれる粒子状物質(PM: Particulate Matter)は、人体に対する健康影響が懸念され、排気エミッションガス成分であるHC、 CO, NOxと同様、規制の対象となっています。特に近年では、ウルトラファインPM(0.1μm 以下)による健康影響が懸念され、各国において規制の強化が実施されたことにより、自動車から排出されるPM 濃度(汚染度)や総排出質量粒子が劇的に減少し、従来のフィルタ法による測定ではその適応限界となることが予想されます。そのため、現在PM 測定法に関して従来から行われている質量基準(フィルタ法)の測定方法に加え、排ガス中のPM 総粒子個数濃度を測定する方法を併用することが欧州を中心に検討され、現状ではEuro5b において2011 年9 月から粒子の個数濃度規制を開始することが計画されています。これに伴い、排ガス中のPM の粒子個数濃度、いわゆるPN を測定する装置が必要になってきました。このPN を測定する装置は、欧州のPMP(Particle measurement program)により、いくつかの規定が定められており、それに従ったものがPMP 対応排ガス粒子数計測装置となっています。
資料ダウンロードありフルダイリューショントンネルまたはマイクロトンネルを介し、ディーゼルエンジンまたはガソリン直噴エンジン搭載車両から排出される微粒子を捕集するためのフィルタです。
近年のディーゼルエンジン技術の進歩や排気後処理システムの改善により、PMエミッションはますます低減化の傾向にあり、これに伴いフィルタで捕集されたPMの重量測定には、細心の注意を払った微小重量の精密秤量が求められています。
米国MTL社が提供するオートハンドラは、PMフィルタの超精密秤量をロボットシステムで行う目的で開発された製品です(EPA 40 CFR 1065に準拠)。
計量対象のフィルタをキャリアに装填し、このキャリアをオートハンドラのインプットサイロへ収納します。計量用のソフトウェアを立ち上げるとオートハンドラはここからフィルタの載ったキャリアを取り出し、IDコードを解読するバーコードリーダーのところまで運びます。
その後計量を行う度、フィルタを載せる天秤の秤量台のところまでオートハンドラのアームが正確に移動します。
SMACは、独立行政法人 産業技術総合研究所で開発された中和器で、表面放電マイクロプラズマ素子(Surface-discharge Microplasma Device:SMD)を用い、気体中に浮遊する粒径が数nm~サブμm程度の微粒子による帯電状態を中和します。SMACは放射性元素アメリシウム(241Am)を使った中和器と同等の性能を有し、現在広く使われている放射線を利用した荷電中和器の代替品として使用できます。
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