特長

• 被測定流体の物性やガス組成を選ばない（但し、水素エンジンには対応しておりません）
• 液滴混入の状態でも気体流量の計測ができる
• 構造が簡単でメンテナンスが容易

仕様

型式	22AA	220A	220B	220J	220C
流量範囲 [L/min]	5～140	10～280	15～450	25～760	60~2,200
接続口径 [φmm]	9.5	12.7	15.9	19.05	34.6
測定精度	±2%FS	±2%FS
測定可能流体	空気またはエンジンブローバイガス
使用可能圧力範囲	大気圧 ±30 kPaG
センサ動作温度	-18 ～ 95℃  (表示器は　5～40℃)
圧力損失	200Pa以下
再現性	±0.5%FS
過大流量アラーム	任意設定
アナログ出力	0 ～ DC10V/（任意にスケーリング可能）
センサーケーブル長	標準長10m
電源	AC100V 50/60Hz, MAX 2A

その他：オプション

• a:温度センサ　　　　　（白金測温抵抗体） 0～100℃
• b:絶対圧力センサ 　　　70～130kPa・abs(精度0.1%FS)
• c:ミストセパレータ 　　入口配管口径（15A(=1/2B)，外径Φ21.7），捕集率82%(質量法)のフィルタを使用　　　　　　　　　　　

アプリケーション

• 最高回転数におけるピストンリングのシールテスト
• ピストンリング末端で起こるフラッタリング、シリンダ壁の歪み、ピストンリングの隙間、およびピストンリング張力等の問題で引き起こされる出力低下のテスト

表示部仕様

No	仕様項目		仕様・機能
1	表示装置		液晶タッチ 4.5 型
2	表示項目 ・瞬時流量 ・積算流量 ・積算時間		瞬時体積流量	[ 0.00～2000.00] ℓ/min
			積算流量 （リセット可）	[ 0.000～9999.999] m3
			積算流量 （リセット不可）	[ 0.0～999999.9] m3
			積算時間（リセット可）	[ 0.0～999999.9] s
			積算時間（リセット不可）	[ 4000d 23h 59m 59s ]
3	設定項目	係数	流量係数、温度校正係数、絶対圧校正係数
		定数値	流体温度、絶対圧力
		出力係数	アナログ出力、ゼロおよび FS 値
		警報	流量警報値、温度警報値、絶対圧力警報値
4	表示用フィルタ		一次遅デジタルフィルタ： 0.1s～10.0s , 表示とアナログ出力個別対応
5	操作スイッチ		積算開始 / 停止 、 積算値をゼロ 、 ホールド 、 エラー   <START/STOP>   <CLEAR>      <HOLD>  <ERROR>
6	アナログ出力		0～10V（スケーリングは任意設定） 0V と 10V に対し出力値を設定	<設定例> [ 0V] =[ 0.0ℓ/min] [ 10V] =[200.0ℓ/min]
			実流量、標準換算流量
7	DIO出力	流量警報	流量設定警報 ：設定値を超えたら警報（a 接点）
		警報	温度・圧力警報 ：設定値を超えたら警報（a 接点）
		ステータス	積算中
		a 接点出力：24VDC，2A 以下
	DIO入力	制御指令	積算開始、積算終了、積算値リセット
		COM と接続で機能する。 入力仕様：24VDC，10mA
8	オプション	温度入力	白金測温抵抗体 ： ０～100℃ （±0.5℃）
		ライン圧入力	絶対圧センサ ： 70～130kPa・abs (±0.1% FS)
9	装置使用温度		5～40℃
10	電源・消費電力		AC100V，MAX 2A
11	外形寸法・重量		W260,D350,H140 (約 5kg)

接続関係仕様

• フローセンサの設置場所は，温度変化や振動の少ない場所に設置して下さい．
• フローセンサ出入口口径，及び入口側必要直管長さ

型式	S/N	定格流量 [L/min]	出入口配管 内径	出入口配管 外径（参考値）	上流側直管 必要長さ	下流側直管 必要長さ
SBM-22AA	AA******	140	φ9.5	φ12.7	約200mm	約100mm
SBM-220A	A******	280	φ12.7	φ16.1	約250mm	約130mm
SBM-220B	B******	450	φ15.9	φ19.1	約320mm	約160mm
SBM-220J	J******	760	φ19.05	φ22.0	約380mm	約190mm
SBM-220C	C******	2200	φ34.6	φ38.1	約700mm	約350mm

ケーブルの接続　

• a．電源ケーブル（標準長 3m ）
• b．センサーケーブル（標準長 10m ）
• c．出力ケーブル（標準長 3m , オプション長 10m ）
• d．アラームケーブル（必要時）

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FAQ

オイルミスト混じりのブローバイガスが計測できますか？

渦発生体に液滴が付着すると流量指示が不安定になるため、ブローバイメータの上流側にオイルミストトラップ（オプションアクセサリ）を取り付けます。

エンジン低回転で発生する脈動流に対応できますか？

ブローバイメータの上流側へ、バッファタンク（オプションアクセサリ）を取り付け、脈動流を減衰させます。

取り付け上の制約はありますか？

ブローバイメータの上・下流側へ規定長のストレート部を設ける必要があります。

流体の流れの中に直角に置かれた物体（渦発生体）の下流には、流速に比例した周波数の渦が発生します。

この渦周波数 f と流速 V の間には、次の関係式が成り立ちます。

f = St V/d

ここで、

f  ：渦発生周波数
V ：絞り部分の平均流速
d ：渦発生体の幅
St ：定数（ストローハル数）

また、ストローハル数は広いレイノルズ数範囲ではほぼ一定となり、このレイノルズ数範囲内では流体の密度や粘度などの物性影響を受けず、流速と渦発生周波数との間に比例関係が成り立つことを意味しています。
ストローハル数のほぼ一定となる範囲は、渦発生体の形状およびその寸法比などにより異なるものの、実用化されている渦流量計においては、一般に管内レイノルズ数2×10⁴以上の領域で使用されています。
渦の検出には超音波を利用し、渦発生に伴う交番的な流速変化を超音波の周波数変調として検出しています。

このようにしてカルマン渦の発生数（周波数）を検出することで流速が得られ、さらに流速に流路断面積を乗ずることで体積流量が得られることになります。

特長

• ガス密度や粘度の影響を受けない
• 流体（気体）の種別を問わない（但し、水素エンジンには対応しておりません）